キリギリスの雑記帳
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チャットGPTについて思うこと


ついに出た~~


出たーーー!!

って、うちの前にが出たわけでも幽霊が出たわけでもない。(笑)

AIを使って書いた小説が、芥川賞なんていう有名な賞を取るまでになってしまったこと。

べつにそれが悪いことだとか、嘆かわしいとか思っているわけじゃなく、ついに時代がここまで来たかということ。

時代の流れ、特に技術的な進歩は誰にも止められないからね。


芥川賞を受賞した九段理江さんは記者会見の中で

「今回の小説に関しては、だいぶAI、つまりチャットGPTのような生成AIを駆使して書いた小説でして、おそらく全体の5%くらいは生成AIの文章をそのまま使っているところがあるので。
これからも利用しながら、かつ利用しながらも自分の創造性を発揮できるように、うまく付き合っていきたいと考えています」

出典:2024.1.17 産経新聞記事


と、言っていたそう。 AIを使って書いたことを自ら認め、審査員もそれを承知で賞を与えたということだ。


自分の個人的予想では、

全体の5%くらいは生成AIの文章をそのまま使っている」 ということは、

そのまま使っている部分が5%くらいだけど、残りの95%についても、

チャットGPTのような生成AIにヒント、つまり文章の叩き台や、ストーリー展開、項目立て、セリフなどを複数提案させ、それを取捨選択しつつ自分の考えも入れて制作していったことは想像に難くない。


これは来るべくして来た、時代の転換点じゃないのかな。

この産経新聞記事に対するヤフコメも、どれも一理あるコメントが多く、誰もが新しい時代にどう対処していったら良いのか模索状態なんだろな。


自分は小説なんか書かないから関係ない・・・ ではなく、webサイトにDIY関連の記事を書いているので、この時代の変化は大問題だ。

事実、昨年秋から検索結果の表示順位が大幅に悪化している。 巷にはチャットGPTを使ったブログ記事の書き方や、SEO(検索結果順位を上げる方法)のテクニック本があふれている。

これまでは、自分のオリジナルな体験や、サービス精神旺盛に読者に情報提供することで、Googleから高く評価してもらい、多くの検索キーワードで順位一位を十数年の長きにわたってキープしてきたが、もうそれだけでは通用しない時代になっちゃったようだ。

現在、検索結果順位の上位を占めるのは、ほとんどが法人企業やネット記事制作の専門会社。

当然ながら彼らはプロのwebライターを使い、チャットGPTなどのAIももちろん駆使し、SEO的に最善な記事となるように調整された記事をアップロードしているはず。

しかも上位記事の中には、自分がこれまで書いてきた内容のパクリと思われる部分も散見される。書いたライターは明らかに自分で経験していないと思われるにもかかわらず、そっちの方が上に来ていることがあるのだ。
 (`ε´)


いち個人に過ぎない自分が、この時代にどれだけ存在感を発揮できるか・・ 難しい戦いになりそう。(^_^;


参考記事
芥川賞の九段理江さん会見 産経新聞


--- 2024年1月 記す---

ChatGPTに興味津々


「人間のような自然な会話ができるAIチャットサービス」 として話題になったChatGPTであるが、今年初め頃に少し試してみて間違いが多かったし、正解らしい回答であっても教科書的な内容でつまらなかったので、

こいつは使えねぇな~

と思い、以降は関心もなかった。



しかし、ここ1ヶ月ほどの間に、KindleでChatGPT関連の本を多数読んでみたが、

なるほど~

と思える有用な情報が満載


おそらく今年から、法人・企業・大手メディアのサイトはネット記事を作成する際に、必ずChatGPTを利用しているはずだ。そう確信する。

これからの時代、これ(=ChatGPT)を使わない手はないな。

こういうAIのツールを使って仕事する人と、使わないで仕事する人は、例えて言えば

レーダー網を駆使して攻撃する空軍と、レーダーの無い空軍が戦うようなもので、その勝敗は明らか。


まあ自分がどこまで有効活用出来るかは分からないが、いろいろ試行錯誤する必要は絶対にありそう。


ChatGPTのことを誰かに簡単に説明するとしたら、今の自分はこう答える。

GPT君はとても頭が良い。質問すれば何でも的確に答えてくれるから、仕事の効率が大幅にアップする。
だけど、内容によってはトンチンカンな答えを返してきたり、完全な間違いなときもある。
うまく使うコツは、質問の仕方を工夫することだ。それには勉強と慣れが必要だと思う。

質問の仕方とは専門用語で「プロンプト」と言うが、これは奥が深いらしく、プロンプトエンジニアなる職業もすでに存在しているとのこと。

それほど、プロンプトのテクニックの有無によって差がついてしまう世界のようだ。 よし、自分も勉強してみよう!



ちなみに、当のChatGPTに以下の質問をしてみた。無料だから気軽に遊ぶ感覚で何度でも使える。

 質問 

以下の文章を、次の3種類の言い方に変えてください。

1、関西弁
2、東北弁
3、幼稚園児に教えるような語り方


GPT君はとても頭が良い。質問すれば何でも的確に答えてくれるから、仕事の効率が大幅にアップする。
だけど、内容によってはトンチンカンな答えを返してきたり、完全な間違いなときもある。
うまく使うコツは、質問の仕方を工夫することだ。それには勉強と慣れが必要だと思う。


これに対するChatGPTの回答はこうだった。

 回答 

1、関西弁:


"GPTちゃんはめっちゃ頭ええねん。なんでも聞いたらピンポイントで答えてくれるから、仕事の効率がガンガン上がるねん。
でも、内容によっちゃアチコチヘンテコな答え返してきたり、バッチリの間違いなんかもあるわ。
上手い使い方は、質問の仕方をうまく工夫することやで。それには勉強と慣れが必要やと思うわ。"


2、東北弁:

"GPTさんはな、めっちゃ頭イイねん。なんでも聞いたらピンポイントで答えてくれるから、仕事の効率がグッと上がるわ。
でも、内容によってはチョット変な答え返したり、バッチリのヘマもあるんだ。
うまい使い方は、質問の仕方を工夫するコトや。それには勉強とノウハウが要ると思うわ。"


3、幼稚園児に教えるような語り方:

"GPTちゃんは、すごくすごーく賢いんだよ!何でも聞くとちゃんと答えてくれるから、お仕事がスムーズに進むんだ。
でも、時々変な答えが出ちゃったり、ちょっと間違っちゃうこともあるんだよ。
上手に使うためには、質問の仕方を工夫するのが大事なんだ。それには勉強して慣れることが大切だよ。"



キミキミ、関西弁と幼稚園児に語る風はまずまず良いだろう。 しかし東北弁は全然ダメですなぁ~

君はいったい何を学んできたのかね。 まだまだ東北弁の勉強が足りんようだ。

なんならワシが先生になってやっても良いぞ。 受講料は時間当たり1万円で手を打とうじゃないか。 

君の弱点を、今のうちに克服したほうが良いぞ。


ど、どうかね?


た、頼む、ワシを雇ってくれ~~!




ChatGPTのAIは、インターネット上のあらゆる情報から答えの候補を抽出して、確率的に最も高い候補を出力する仕組みらしいので、

そもそもインターネット上に「東北弁」の情報が少なければAIが学習しようがない。

インターネット上に「東北弁で書かれた記事」なんてほとんど無いだろうから、こういう結果になるんだろうな。


面白いおもちゃが現れた・・・くらいの気持ちで使ってみようと思う。


--- 2023年12月 記す---


GPT君とチャットしてみる


今年初めころから、「人間のような自然な会話ができるAIチャットサービス」として急速に普及し有名になったChatGPT

2月にはNHKでも特集番組を組んで放送したので、普段はテレビを見ない自分も見てみた。

AIは今後の世界を大きく変えるかもしれないということなので、時代に乗り遅れないようにこういうものは情報収集しておく必要があるよな~

そしてテレビ番組の中では、当然ながらChatGPTのことを凄い凄いと褒め称えていたのだ。



早速、翌日には自分もChatGPTのサイトにサインインして試して見た。

文章が得意そうなので、誌を作らせてみた結果がこれ。↓


 うさぎ 靴下 傘 の単語を使って歌詞を書いて

ーーーーーー
chatGPTの回答

うさぎの靴下をはいて
傘をさして歩いてた
雨が降ってきたけど
気にせずに歩いてた

うさぎの靴下はピンクで
ふわふわで気持ちいい
傘をさして踊りだす
まるで子供のように

雨音がリズムになって
心地よく響いてる
うさぎの靴下が跳ねる
私も跳ねて踊ろう

傘の中は暗いけど
二人ならいいの
雨宿りしている間に
仲良くなろう

おぉ~! なかなかやるじゃないか!


と感心したのもつかの間、この後に自分が好きなジャンルの質問をいくつかしてみたら、全くデタラメな珍回答が続出。

こやつは文章は得意だけど、技術的なことやローカルな地理情報に関してはかなりデタラメであることが判明したのであった。

以下はその珍回答の数々




は~? 

富士山はそのとおりだけど、それ以外は全くのデタラメ。 山名と標高が合っていない。

白馬岳も蓮華岳も2千メートル峰だし、赤城山や日の出岳なんてもっと低い千メートル級の山だぜ。



次に岩手山のことを聞いてみた。

やっぱりデタラメだったので、ChatGPTに指摘してやったら・・・









素直に 誤りを認めるのは良いけど、

申し訳ございません」 じゃなく、

申し訳ございます」 って何よ?


この他にも、岩手県で2番目に高い山は「奥中山」だと言ったり (正解は早池峰山)、


岩手県の有名な海水浴場を聞いたら、

 釜石市の綾里漁港海水浴場

 大船渡市の陸前高田松原海水浴場

 といったフザケタ回答が・・・(笑)



他には、「差し金」を使って30度の角度を引くにはどうするか聞いてみた。 この時点で、こやつは正確な回答は無理だろうと想像していたがやはり・・・





えぇーい! もういいわい!

・・というふうに何度回答させ直してもメチャクチャな内容であったので、このAIはまだこういうジャンルは苦手らしい。
 (^_^;



と、ここまでが今年2月のこと。 このとき以降、chatGPTを利用することは皆無だったが、最近KindleでChatGPT関連の本を読んだことをキッカケに、あれから半年以上過ぎたので彼(彼女?)も大分学習して賢くなったんじゃね? と思い、2月に質問した同じ内容を聞いてみた。

即ち、日本にある三千メートル峰をすべて教えて と再度聞いてみたわけだ。

その結果がこちら




うーん、すべて教えてと言ったのに回答は5つだけ。 しかも間違っている。

5つのうち、1,2、5、は正しいけど、3,と4、は間違い。


まあ2月には1つしか合ってなかったから、少しは進歩したかもね。




はっはっはGPT君、おぬし、少しは成長したようじゃないか。褒めてつかわそう。

しかしまだまだ修行が足りんのう、
もっと努力したまえ!
 (笑)


・・・って、こうやって馬鹿にしていられるのも今のうちかな? 怖ろしい世の中になっていくのか、はたまたこういうのをうまく利用して幸せになっていけるのか?

自分次第なんだろうな~

--- 2023年12月 記す---