キリギリスの雑記帳
キリギリスの雑記帳
  

日々の雑記

ブログのようなもの

日常の些細な出来事や感じたことを、ブログのように書き綴っているコーナーです。

雫石のコメリから見える山々


春が来た。 園芸を楽しむシーズンがやってきた。

毎年この時期から、雫石の「花工房らら倶楽部」へ何度か出かけることになる。 昨日、今シーズン初の雫石巡りをしたが、今年は3月が寒かったせいか、例年より春の訪れは遅いように感じる。

花自体への興味は、自分は妻の100分の1程度なので、ららの花売り場なんかはほとんどスルー。 妻が買い物している間に、弘法桜やクリスマスローズガーデンの散歩道を散歩したりして、外の空気を楽しむ。 この辺りは周囲にほとんど建物がない本当の田舎って感じなので、見晴らしは抜群だ、

この時期の山々は残雪に覆われてとても美しい。

ららからの景色も良いが、雫石のコメリの駐車場からは、岩手山から雫石スキー場までの山々を、遮るものなくすべて見渡せる。

ここは風の通り道で、いつも強風が吹いているんだけど、今日は風が穏やかで快適だった。


ここから見える残雪の山々は、左から順に、

高倉山、小高倉山、三ツ石山、大松倉山、犬倉山、姥倉山、黒倉山、鬼ヶ城、岩手山、鞍掛山


高倉山は雫石スキー場のメインの山、小高倉山は雫石スキー場で世界アルペンが行われたときに「女子滑降コース」になった山。 どちらもゲレンデの長い白いスロープが見える。

雫石スキー場は、20代独身時代によく通った。 スキーが巧くなりたくて、昼と夜(ナイター)合わせて一日に30回もリフトに乗った日もあった。 自分の腕(脚?)を鍛えてくれた思い出深いスキー場。

三ツ石山は高校時代にはじめて岩手山に登ったときに最初に登って以来、何度も訪れた紅葉で有名な山。

大松倉山から黒倉山に伸びる稜線は、自分の大好きなアオモリトドマツの樹林が広がる、東北らしい穏やかで優しい幸せの稜線だ。


岩手山は、これまでいろんな人たちと一緒に登ったなぁ~
八合目の小屋に泊まって語り合ったことも何度かある。 時代時代で一緒に行く人は変わったけど、だからこそ、これまでの長い人生のその時その時に楽しい思い出を与えてくれた、なんだかとても有り難い山なのだ。
もう、この年、この脚では登頂は無理だろうと思うからこそ、余計にそう思えてしまう。

一番右に見える鞍掛山は、あまりに小さくて岩手山の子供どころか孫、あるいはひ孫くらいに見える。(笑)

今の自分でもハイキングで登れる貴重な山だ。 これまでに50回登った。 これからもよろしく。


こうして眺めていると、スキーをしていた頃が一番楽しかったなぁ~
友と、妻と、職場のメンバーと・・ スキーまたは登山をして温泉に入り、ビールを飲んで楽しく語り合い、泊まる。
これ以上幸せなことってあるんだろうか?

お金では買えない幸せを与えてくれる、これらの山々に感謝。 久々に清々しい気持ちになった、良い一日であった。

--- 2024年3月 記す---

間違い探し


ついにChatGPTの有料版を購入しちゃった。
 (^^ゞ

これからの時代、頼もしい武器になってくれることを期待してるよ。頼むよ、チャット君。

有料版はChatGPT4のバージョンであり、無料版に比べて精度が高いうえに、何より良いのは自然対話型の画像生成AIであるDALLE3を搭載していること。

その使い勝手はまだ未知数であるが、昨日さんざんやってみてコツがつかめてきた。

「間違い探し」系の動画はyoutubeでも人気があるようなので、自分もいつか参戦してみたい。

そこで、早速昨日ChatGPT4で7~8枚の画像を生成し、間違い探しを3つほど作ってみた。その中のひとつがこれ。

上の画像が生成したもの。 これに、もとから自分が持っていたホームページ制作ソフト付随のグラフィックエディタで工夫しながら「間違い」部分を加えていく。 下の画像が「間違い」を5箇所加えたもの。

さあ、分かるかな?


それにしても、日本のひな祭りの写真を参考にChatGPTに画像生成させたら、ものすごく精細な画像を返してきたけど、何度やっても、どうも純日本というより中国風のイメージが混じるんだとなぁ~

ネットのデータは全世界で共有されているからこうなっちゃうんだろうな。 面白いような、ちょっと面白くないような・・・

 
--- 2024年3月 記す---

今、AIツールが熱い!


昨年10月から自分のホ-ムページのアクセス数が激減したが、それは当然ながら検索結果表示順位が軒並み下落したから。
10数年間上位を保ってきたので、ずっと安心していたのにこの衝撃だ。 昨年はChatGPTをはじめAIツールが世に浸透した元年と言って良いと思う。

ネット世界の情勢変化はAIツールと関係があるんじゃないか? と感じて、ここ数日はずっといろいろ調べてきたのだが、自分の想像を遙かにこえるレベルで進化していた。
 (;゜д゜)

まず自分に最も関係のあるブログ記事(ホームページの記事)の作成や、掲載順位を決定づける要素であるSEOについても、各種のAIツールを使えば、競合サイトの分析やら自サイトの改善点まで、労せずに的確に一瞬でやってくれる。
ただし、高性能なツールは有料だ。

AIツールを使いこなせて、それに資金をかけられるところ。 つまり大手企業のように専門のライターを雇い、有料のAIツールサービスを使えるところが圧倒的に有利になったようだ。

一から記事を書く場合でも、ChatGPTがどのような内容を書くべきか、タイトルや各見出し項目、要点その他もろもろを的確に提案してくれるし、本文でさえ一瞬で素晴らしいものを書いてくれる。

もう人間要らないじゃん・・


というか、個々の人間の知識経験なんてものは、これからの時代は大した武器にはならず、AIツールのことをよく知って使いこなせる者が強者となり生き残っていく・・ということがよく分かった。

例えて言えば、古代に長い槍や刀を振り回せるほど力が強くて経験もある武人がいたとしても、時代の変化で弩弓などの優れた武器が現れれば、経験の浅い非力な男でも、弩弓を使いこなせる者のほうが圧倒的に強い。それと同じこと。

これからの時代を生きていくために、AIツールを使いこなせるようになることは必須であると確信した。

凄い勢いで進化しているそうだけど、今現在でも凄い。ここ1週間で覚えたことを羅列してみる。

画像を生成するAIツールが使えるサイト。 以下は一例。
 SeaArt (美女を生成するのが得意)
 Leonardo-Ai (無料)
 Midjourney (月額10ドルかかる)

動画編集するAIツールが使えるサイト。 以下は一例。
 Filmora
 Canva
 Vrew

チャット型AIツール。 以下は一例。
 ChatGPT (無料の3.5 と有料の4 がある。もちろん4が優秀。そろそろ買わねば・・)
 Gemini 1.5 (Google開発の最新AI ChatGPT4 より凄いらしい)

さらにChatGPTは、それを特定の挙動をするように個人がカスタマイズすることが出来、「GPTs」として登録できる。
新しいGPTsは続々登場しており、ビジネスや生活や趣味で活用されていくことになる。GPTsも販売できるようになるらしいから、GPTsを作る職業(副業)も流行るだろうな。

AIツールはまだまだたくさんあるけど、大抵のものは最初は無料で使えて制限があるやつ。 少し満足できなくなってもっと上位の機能を使いたくなると月額課金のサブスクタイプになる。 お主もワルよのう~
 (ーー;) 

取り敢えず、無料で使える範囲で画像生成AIツールのサイトのひとつであるLeonardo-Aiで作ってみた画像が以下のもの。

文章で、「これこれこういう画像を作って。」と指示すれば何種類か生成してくれる。ポイントは指示を明確に細かくすることだ。
ただし日本語から英語に変換しなければならないが、翻訳サイトがあるから問題なし。

 
--- 2024年2月 記す---

2月に野外バーベキュー


先日の日曜日、2月18日の昼間の気温は13度。 この時期としては破格の暖かさであった。

しかも天気快晴で風もほとんどなく、ポカポカ陽気

なのでこの日は、うちの庭でご近所さんたちと真っ昼間から呑み会!

炭火を使ったわけじゃないので正確にはバーベキューとは言わないが、焼肉だ。(^^)

今年は異常な暖冬なので、周囲の空き地はもちろん、山にさえ雪がない。 日射しが強く感じられ、とても2月中旬とは思えない。

なので冬のバーベキューという言葉から連想するような、防寒着を着込んでやせ我慢しながらやるものとは違い、まるで暖かい5月に野外バーベキューをしている気分であった。

例年の2月中旬なら、周囲は当然根雪で覆われており、日によっては朝から除雪機を動かして除雪作業。 道路の日陰部分は凍っていて車は恐る恐る通過するといった具合なんだけど、

2年前に南側の山の杉林が皆伐されたことにより、道路の日陰はなくなり、この地域全体も日射しが増えた。


それにしても、まさか2月に外で呑み会が出来るとは、去年まで夢にも思わんかったワイ
 (^^)

もちろん、さすがに夕方には寒くなってきたので小屋の中に移動し、薪ストーブ焚いて二次会やったけど、それはそれで楽しい。

 
--- 2024年2月 記す---

ゴジラ-1.0 VFXメイキング


今日、2月16日、表記のYoutube動画が公開された。 公開したのは、映画「ゴジラ-1.0」のVFXを担当した「白組」というプロダクション。

この映画はアメリカでも大ヒットして興行収入は日本のそれを上回るというし、評価コメントも概ね絶賛しているものが多いようだけど、否定的なコメントもある。気になるのがその内容。

それは、

こんなに少ない予算と人数でこれほどの映像を作ったということは、日本の映画業界では奴隷労働が蔓延しているはずだ。

という内容のもの。 こういう意見も一定数あるそうだ。


今回、「白組」さんがこうしてメイキング映像を公開し、少ない予算と人数でも、創意工夫でこんなに素晴らしいものが出来るんだぞ・・・ということを世に示したのは、とても良いことだと自分は思う。

他者から批判されても、あえておとなしくして争いを避けるのが良いという考えは、日本の中だけなら美徳だけど世界的には通用しないので、こうして具体的証拠を出して、誤解や筋違いな意見を封じ込めることは、とても大切だと思うから。

そのために、英語版もアップしてほしいな。

(追記)  と、思ったら、ほとんど同時に英語タイトル・英語字幕版もアップされていた。さすが!!

ゴジラ-1.0 VFXメイキング(動画6分)
↓↓↓
 
--- 2024年2月 記す---

AI の力を借りた小説作り


一昨日アップした「飼い猫タマの大冒険」という、内容の浅い、突っ込みどころ満載の短編駄作小説は、AIの一種であるChatGPTを利用して書いたもの。

どのようにしてChatGPTと対話して作っていったのか、以下に記録しておく。



以下の文章は、人間(私)からChatGPTへのプロンプト(=指示とか質問とかいう意味のAI用語)

それに対してChatGPTは数秒で回答が来るので、さらに対話して練り上げていく。



短編小説を作りたいと思います。以下の内容で、エキサイティングなストーリーを3種類ほど提案してください。
♂の飼いネコであった主人公が、野良ネコの世界に憧れて家出し、野良ネコ達の中に入って行くが、想像していたよりも厳しい野良ネコの世界に戸惑いながらも成長していく。
世界観が変わった主人公のネコが、最終的には飼い主のもとに戻る。


ChatGPTが回答する

提案1が気に入りました。もっと詳しくストーリーを考えて下さい。


ChatGPTが回答する

「最初は自由で新鮮な空気や、野生の香りに興奮する」場面を、400時程度の小説の文章で表現してください。


ChatGPTが回答する

「食べ物の確保や他の野良ネコとの競争」の場面を、800時程度の小説の文章で表現してください。


ChatGPTが回答する

「野良ネコの中で新しい友人を得る」場面で、どういうきっかけで友人を得ることになるのか、ドラマチックなストーリーを3つほど提案してください。


ChatGPTが回答する

提案2: 共通の目的が気に入りました。 以下の場面設定で、タマが何かの役割を果たすことで、野良ネコグループが多くの魚を盗むことができるようになるストーリーを考え、800時程度の小説にしてください。

場面設定 : 場所は人間の魚市場で、怖い人間たちが警戒している中でネコたちは魚を盗まなければならない。 いつもは3匹で市場に侵入するが簡単に追い払われてしまう。 タマが加わることで状況が劇的に改善した。


ChatGPTが回答する

今のストーリーは良いのですが、タマがなぜ成功したのかの説明が不足しています。 タマが成功した理由は、飼い猫であった強みを生かし、人間たちに甘える仕草をして警戒心をいだかせずに近寄り油断させることができたからという設定で、もう一度、1000文字程度でこの場面を小説にしてください。


ChatGPTが回答する

今のストーリーが気に入りました。 この夜、3匹の野良ネコたちが夜を過ごす軒下にタマが入って行こうとすると、3匹の中の意地悪ネコであるミケが、タマに対して「少しばかりうまくいったかららといって馴れ馴れしくするな」と悪意ある言葉を吐きます。 それに対して、ボス格のリーダーネコであるマルがミケを諫めます。 こういう場面を1000文字程度の小説にしてください。


ChatGPTが回答する

野良ネコの仲間に入れたタマですが、飼い主のもとに戻ろうと考えるきっかけになった出来事が欲しいです。 どういう出来事が考えられるか、3つほど提案してください。


ChatGPTが回答する

提案1が気に入りました。 「ある日、タマは偶然にも飼い主が彼を探している姿を目撃する。飼い主は心配そうな表情でタマの名前を呼んでおり」の部分を、800時程度の小説にしてください。


ChatGPTが回答する

「タマは驚きと喜びを同時に感じ、彼女の呼びかけに心が揺れ動いた。」後に、タマは葛藤し、一旦はその場を逃げ出す展開にしたいです。 逃げ出して野良ネコ仲間に合流し、ボス猫のマルに様子が変だぞと問い詰められる展開を、1000文字程度の小説にしてください。 ボス猫マルが心優しいネコであることも表現したいです。


ChatGPTが回答する

タマが決心して野良ネコ仲間から離れる日、誰にも言わずにそっと立ち去る展開にしたいです。 タマが心の中で仲間達につぶやく言葉を感動的なものにして、1000文字程度の小説にしてください。


ChatGPTが回答する


という手順を経て一応は出来たわけだが、人間である自分から見て表現がくどかったり、主語が何度も出てきたりとか、ウザイ部分がけっこうあったので、人力で微調整した。

作業時間は約1時間。 些細な文章まで自分で書く手間を省いたり、ストーリー展開のアイデアを複数提案させて人間がそれを選べるという利点はあるものの、
やはり出来上がった小説は、安っぽい三流映画のような感じになっちゃう。(笑) 決して感動できるようなものではなかった。

AI自体は凄いものであっても、使いこなすにはプロンプトの深い技術が必要だし、作る人間のセンスや経験が優れていないと、ちゃんとしたものは出来ないという印象を受けた。


--- 2024年2月 記す---

短編小説
 飼い猫タマの大冒険



chatGPTを使って作ってみた
チャットGPTを使うと小説も書けるというが、試しに短編小説を作ってみた。

条件を提示してストーリーと文章の候補を複数出させ、対話しながら修正していくと、なんとなくそれらしくなる。この程度のものであれば1時間で完成した。

しかし、読んでみればわかるけど、内容的には浅い。(笑)

でもチャットGPTとの対話の仕方を練習するには良い作業であった。

窓辺の外には、広大な世界が広がっていた。タマは飼い主の家の中で快適な日々を送っていたが、いつも窓辺に座っては外の世界を見つめていた。ある日、彼は突然、その外の世界に興味を抱き始めた。

窓辺から外に飛び出すと、初めて感じる自由な空気が彼の毛並みを撫で、体中に新鮮な感覚を与えた。風が彼の耳をなで、その冷たさが彼を心地良い興奮に包み込んだ。彼はまるで新たな世界を探検しているような気分になり、その興奮に胸を躍らせた。

彼は鼻先を突き出し、野生の香りを感じた。それは家の中では決して味わえない、地面の匂いや木々の香りが混ざり合ったものだった。彼はその匂いを深く吸い込み、舌なめずりをしながら自然の中に身を委ねた。

周囲には新しい音が満ちていた。鳥のさえずり、風のそよぎ、葉っぱのざわめき。これらの音は彼の耳を刺激し、彼の心を活性化させた。彼は興奮と好奇心でいっぱいになり、未知の世界への探究心が彼を引っ張っていった。

窓辺から一歩外へ踏み出した瞬間、タマはまるで新しい人生が始まったかのような感覚に包まれた。この広大な世界が彼にとってどれほどの冒険と成長をもたらすのか、彼はまだ知る由もなかった。



夜が深まり、野良ネコたちの世界は活気づいてきた。闇の中で、ネオンの灯りが街を彩り、建物の影にはさまざまな生き物が潜んでいる。

タマは周囲を警戒しながら歩いていた。彼の目的はただ一つ、食べ物の確保だ。飼い主の家での快適な生活とは異なり、野良ネコたちは毎日食料を求めて戦い、生存のために闘っていた。

彼の目に留まったのは、ゴミ箱の周りに集まる仲間たちだった。彼らは一心に残り物を求めて駆け回り、時には激しく争いを繰り広げていた。タマもその中に飛び込み、自分の分け前を探した。

しかし、食料を巡る争いは容易ではなかった。他の野良ネコたちは自分たちの領域を守り、時には無差別に襲ってくる。タマは自らの身を守りながらも、必死に食料を探し、競争に勝ち抜くために戦った。

時には鋭い爪や牙を交え、命がけの戦いが繰り広げられることもあった。

しかし飼い猫出身のタマには知恵も力も覚悟も不足しており、餌取り競争では常に負け組。おまけに寝る場所の確保も容易ではなく、疲れ果て、日に日に痩せ衰えていく厳しい毎日だった。



ある日、市場の裏路地に3匹の野良ネコが集まっていた。彼らは人間の警備員や店主たちの目を盗み、魚を盗む計画を練っていたが、なかなかうまくいかない。警戒が厳しく、簡単には手に入らないのだ。

すると、そこに現れたのはタマだった。

「みんな、大丈夫だ。僕に任せてくれ。」タマは仲間たちに向かって自信に満ちた声で言った。

驚いた仲間たちの視線がタマに注がれる中、彼は人間たちに心を訴えるかのような仕草で市場に近づいていく。彼は愛嬌を振りまき、人間たちに見つかっても恐れる様子を見せず、あたかもただの迷い込んだ飼いネコのように振る舞った。

人間たちはタマの愛らしい仕草に心を動かされ、彼を怪訝そうな目で見つつも、警戒心を緩めてしまった。その隙をついて、タマは巧みに魚の陳列台に近づき、仲間たちと協力して魚を盗み出すことに成功した。
彼は「元飼い猫」という自分の強みを最大限に生かすという知恵を働かせたのである。

「すごい…!」仲間たちは驚きと感嘆の声を上げた。

タマは微笑みながら彼らに向かって、「これでみんなで美味しい魚が食べられるね。次も頼んでくれるかい?」と問いかけた。

仲間たちはタマに感謝の意を示し、今後も彼と共に行動することを約束した。彼らはタマの持つ特別な能力を高く評価し、彼が加わることでより強力な野良ネコのグループとして活動することを決意した。



その夜、郊外のお寺の軒下の暗い影に、3匹の野良ネコたちが集まっていた。彼らは市場での魚の盗みを成功させた喜びに浸っていたが、その中でタマが彼らの仲間に加わろうとしていた。

しかし、その時、3匹の中の一匹、ミケがタマに厳しい言葉を浴びせた。「少しばかりうまくいったからといって、馴れ馴れしくするんじゃないよ!」
と彼女は嫌味ったらしく言った。

タマは驚いた表情でミケを見つめたが、そんな彼の前に立ちはだかったのは、ボス格であるマルだった。

「ミケ、タマを馬鹿にするな」とマルが厳しく言った。「彼は我々の仲間だ。助け合って生きていくんだ、理解しているか?」

ミケはマルの言葉に不機嫌そうな表情を浮かべながらも、うなずいた。「わかったよ…」とつぶやいた。

マルはタマに優しい微笑みを浮かべた。「彼女の言葉を気にしないでくれ。君は我々の一員だ。」

タマは安心した表情で頷き、マルと仲間たちと共に夜を過ごすことにした。彼らの間には、困難を乗り越えるための強い絆が育まれつつあった。



タマはそれからも野良ネコ仲間と共に街の中を歩いていた。市場や路地裏を探索し、食料を求めて毎日さまよっていた。

そんな日々が数週間続いたある日、市場の端に立っていたタマは、見知らぬ人間たちの中になぜか懐かしさを感じた。そして、その中に彼の飼い主がいることに気づいた。彼女は焦った表情でタマの名前を呼び、周囲を見渡していた。

「タマ、どこに行ったの?もう心配して探していたのよ!」飼い主は心配そうに呼びかけ、周囲を見回していた。


飼い主の呼びかけに心が揺れ動いたタマは、驚きと喜びを感じながらも、一瞬ためらいが生じた。彼は自分の内なる葛藤に苦しみながらも、最終的には勇気を振り絞り、飼い主のもとに近づこうとした。

しかし、その時、彼の心が一瞬にして乱れる。遠くから聞こえる懐かしい声とともに、彼の耳にボス猫であるマルの声が届いた。「タマ、どうした?何か変な気配を感じるんだが…」マルの声には心配の色が滲んでいた。

タマは混乱した表情で立ち尽くし、そのまま飼い主のもとに向かおうとする瞬間、自分の内なる葛藤に打ち勝つことができなかった。彼は突然、飼い主の目の前から身を引き、その場を逃げ出した。

彼は野良ネコたちの仲間のもとに戻り、心の内なる葛藤を打ち明けると、彼らは彼を理解し、優しく支えてくれた。しかし、マルはタマの様子が変だと感じ、彼を問い詰めることに決めた。

「タマ、君、どうしたんだい?飼い主の元に戻りたくないのかい?」マルは心配そうな表情でタマに問いかけた。

タマはマルの優しい声に触れ、思わず彼に自分の葛藤を打ち明ける。マルは静かに彼の話を聞き、理解と共感を示した。

「タマ、君の決断は君に委ねられている。どちらを選んでも、我々は君を支えるよ。君が心から幸せを見つけることができる道を選んでくれ」とマルは優しく言った。

タマはマルの言葉に心を打たれ、彼の優しさに感謝しながら、自分自身の道を探すために再び立ち上がることを決意した。



夜が深まり、街は静寂に包まれていた。タマは一人、野良ネコたちの住処の近くに立っていた。彼の心は静かな葛藤に満ちていた。仲間たちとの思い出が彼の心を揺さぶり、同時に飼い主の愛情という大きな温かさも彼の中で輝いていた。

タマは静かに仲間たちの姿を見つめながら、心の中でつぶやいた。「みんな、ありがとう。君たちと過ごした日々は私の人生で最も大切な思い出だ。でも、今日から私は一人で自分の道を歩むことにする。君たちの優しさと勇気を忘れることはない。」

彼の言葉は静かな夜風に乗って、星空の下にそっと消えていった。仲間たちはタマの表情や言葉の奥に秘められた意味を感じ取り、彼の決断を理解した。だが、彼らは彼を留めようとはしなかった。彼らもまた、タマが自分の道を見つけるために立ち去ることを認めることに決めていた。

タマは心に決意を抱き、静かに仲間たちの住処を離れる。彼は一歩、また一歩と歩みを進めながら、自分の未来を見つめていた。彼の胸には、新たな冒険への期待と、過去への感謝が混ざり合っていた。

星たちが彼を見守る中、タマは自分の道を歩み始めた。彼の心は軽やかではなかったが、彼は自分の決断に誇りを持って歩んでいった。彼が選んだ道がどこへ続くのか、彼自身も分からない。しかし、彼は自分の心に従って進み、その道を信じて歩んでいくことを決意した。


終わり ・・ チャンチャン ♪
--- 2024年2月 記す---