キリギリスの雑記帳
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八幡平を散策

2023年9月8日(金) 天気 晴れ(薄曇り有り)


八幡沼周囲に広がる湿原を歩く


今年の夏は、平地がいくら天気が良くても高地では雲が沸きやすいらしく、「見晴らし予報」の悪い日ばかりだった。

てんきとくらす」サイトの「東北・山の天気」のページには、東北じゅうの山の天気予報とともに「見晴らし予報」を見られる。 ただし一般人は今日と明日の分だけ。 

しかし自分は有料会員なので、明日を含め3日先までの見晴らし予報を見ることが出来る。 まあ、有料といっても月額たったの100円だけど・・

そんで、今年の夏は特に暑かったせいか、毎日ずっと見晴らし予報を見ていたのだが、どの山もいつもこんな感じで悪かった。 下界はばっちし晴れてても、山の天気が良くてもだ。↓↓


カテゴリーは、「とても良い」、「まずまず」、「悪い」の3段階だが、「とても良い」がごくわずかなのである。せいぜい早朝程度。


ところが最近秋めいてきたせいか、「とても良い」が現れ始めた。 八幡平の9月8日は午前中いっぱいが「とても良い

最近全然山歩きしてないし、行くしかない!

 参考サイト ⇒ 東北・山の天気

八幡平周回コース


自分はいつも、上の白い線の周回コースを時計回りに歩く。 一回り歩いて2時間くらいで、高低差も少なく、すべて遊歩道なので危険箇所なんて全くない。 レストハウスから山頂まで高低差はわずか70m。

八幡平はそもそも「観光地」であり、「日本一楽に登れる日本百名山」なんて呼ばれているらしい。

周回コースだって、上記のとおり目一杯歩くと2時間かかるが、八幡沼展望台から真っ直ぐ帰るショートコースなら1時間程度だ。 体が鈍ってしまったときのリハビリ&自信回復コースとして丁度良い。(^_^;



さて歩くとするか・・・

峠の駐車場は有料なので、100mほど下の無料駐車場に停め、峠に向かって歩くと、因縁の階段が見えてくる。


数年前に膝の半月板損傷が見つかってからは山歩きを止めていて、その後に筋トレをしたことにより、なんだか自信が付いた気がして、山歩き再開の最初の場所に選んだのが丁度1年前の八幡平であった。

近道しようと、正規の登山口ではなくこの階段に一歩足を乗せた途端、ズキッ!と右膝に走った痛み。

自信回復のために来たはずが、なんと最初の一歩で自信を喪失した因縁の階段である。(+_+)


かといってこのまま帰ると敗北感が半端ない・・・ってことで、その日は痛いのを我慢して2時間歩いた。(ーー;)


今日はその轍を踏まず、正規の登山口から慎重に入って行くのだ。 この程度の道なら不要だろうってことで、膝サポーターも付けていない。 付けない状態でも問題ないくらい良くなっていることを確認したいので・・・

因縁の階段を横目で見ながら、

ふんっ! 昨今の俺は一年前の俺とは違うんだぜ。 膝も大分具合が良くなり、おめえみたいな階段なんて目じゃねえよ。 先を急ぐんで、じゃあな。

 ・・と、心の中で語りかける。(^^)


まずは入山前にレストハウスでトイレを拝借。 観光地なので綺麗に整備されている。


歩きやすく整備された遊歩道を20分ほど登ると・・・


鏡沼」に到着。 ここは6月上旬には昨今有名になった「ドラゴンアイ」になるところ。


明るい声が聞こえてきたと思ったら、前方を幼稚園か小一くらいの遠足の一団が歩いていた。 賑やかでよろしい。(^^)


頂上の標識をバックに、子供とその親御さんたちが交代で記念写真。


八幡沼展望台に着いて・・・


絵葉書でも有名な定番の風景が広がる。


今日の見晴らし自体は確かに良いのだが、空を薄い雲が覆っていてスッキリ青空じゃないのが少し残念。 さらに風も強かった。


沼のほとりにある山小屋、「陵雲荘」。 子供達の遠足一団はここに入って昼食タイムのようだった。


自分はこのベンチスペースで、風景を眺めながら昼飯タイム。 定番の「おにぎり&カレーヌードル&コーヒー」セット(^^)


八幡沼の周囲はすべて湿原になっていて、木道が敷かれている。 ちょっとした「尾瀬」の雰囲気かな。 この辺りが八幡平では自分の一番のお気に入り。


池塘(ちとう)もそこそこ存在している。 数の上では千沼ヶ原にはかなわないが、それでも良い雰囲気。


池塘の中には定番のミツガシワ


ミツガシワさんをアップで見る。 花は終わってるけどね。


源太森との分岐点。 源太森は、ほとんど平坦な八幡平にあってチョコンと突き出た小さな突起。

なので展望が良いが、分岐点から先は「遊歩道」ではなく普通の「登山道」になる。 行くのを省略すれば、周回コースは時間的に25分ほど短縮できる。


源太森からの展望

見晴らしは良いんだけど上空にうっすらと雲がかかり、風も強いので早々に退散。


帰りは沼の南側の木道を通る。 こちらも広い湿原になっていて、秋がもう少し深まれば草紅葉が綺麗に広がるはず。

今日のような風の強い日に、草原が風になびく姿もまた風情があって好き。(^^)


この辺りの景色も素晴らしい。


さて、駐車場に帰り着き、一息ついたら次は待望の温泉だ~。 車で5分ほどの藤七(とうしち)温泉に向かう。

藤七温泉についてはこちら ↓↓

藤七温泉の極上露天風呂に浸かる

その他の八幡平


八幡平
2019.7.3