道の駅 三田貝分校
昭和の木造校舎の面影を生かした道の駅
2023年8月31日、盛岡方面から宮古へ一泊旅行したときに立ち寄ってみた。
岩洞湖から30分ほどで、道の駅三田貝分校に到着。
途中、早坂トンネルを初めて通った。 以前のクネクネ坂道が解消され、特に冬場の安全性は格段に良くなったことだろう。
過疎化で廃校になった岩泉町立門(かど)小学校三田貝分校の校舎を改装し、道の駅にしたもの。 かなり立派に改装されていて、思っていたより廃校のイメージはない。
ほほう、今日は参観日か・・・ って、毎日が参観日だけどね。
しかし、道の駅の入口って、どこもソフトクリームのモニュメントがあるんだね。(^^)
給食室
給食室だって・・・ ここが食堂。 他に。視聴覚室(テレビがおいてある座敷)と、音楽室(オルガンが置いてある産直コーナーの一角)があった。
給食室はこんな感じ。 割とこじんまりしてる。
学校時代そのままに、小さな机と椅子。 ここで食べるのだ。
食事をしていると何やら後方から弾んだ声が聞こえてきた。
はーい、岩手めんこいテレビの「昼時いわて」のお時間ですよ~。 今日は岩泉町にあります道の駅三田貝分校にやってきました~
こちらは廃校になった小学校を利用して、昭和の懐かしい雰囲気をそのままに、道の駅として生まれ変わった施設になります~
あっ、あちらのお席で、いかにも昭和時代に小学校で学んだという雰囲気の、黄昏れたおじさんがお食事中です。 早速お話をお伺いしてみましょう♪
こんにちは、岩手めんこいテレビのリポーターの目草麺子と申します。 今日はどちらからいらんしたんですか?
えっ・・
も、も、盛岡の方から来ました。
どうでしょう? この一人用の小さな机と椅子、木造校舎の雰囲気。 懐かしいんじゃありませんか?
んん~ まあ、懐かしいっちゃ懐かしいかもしれんけど、まだまだ手ぬるいのう~
えっ? 手ぬるいとおっしゃますと・・
まず、当時の床はこんな綺麗なもんじゃなく、ただの木の板なんで反りや隙間が多くてな・・
放課後に雑巾掛けをすると、木のササクレが雑巾を突き抜けて手のひらにグサッ!と刺さることもあったのじゃよ。
それに、ワシが小学校のときはこんな机と椅子ではなかった。 机は一人一つではなく、二人分の長さがあって二人並んで座ったもんじゃ。 だから重いのだ。 二人で両端を持って移動させるのじゃよ。
えっ? そうだったんですか。
この机は表面がきっちり塗装されて固い膜が出来ているから傷ひとつないじゃろ? ワシらの時のはただの無垢の木で作った机と椅子だった。
だから木の節穴もあったし、子供が彫刻刀でイタズラしてあちこち掘ったりしてたので、キズや凹みがたくさんあったのじゃ。
穴を見つけては鼻クソを詰め込むような馬鹿もおった。まあその馬鹿は後に東大に入ったがの・・・
ワシは馬鹿ではないので、鼻クソは表面の穴ではなく、見えない裏側の穴に突っ込んだものじゃよ。ワハハハ
・・・・
( 番組ディレクターが、何やらリポーターに向かって合図している模様 )
ど、 どうもありがとうございました~ では次のお客さんにインタビューしてみましょう。
ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
・・などと妄想が浮かぶ。(^^)
音楽室
古いオルガンを発見! ここは音楽室だって。
自由に弾いて良いと書いてあったので、早速、得意中の得意(?)である童謡「港」の 名迷演奏を披露する。 右手だけで演奏するという超絶技巧である。(笑)
周囲の客達にはさぞかし迷惑だったことだろう。(^_^;
妻は音量控えめにバッハを弾く。 こちらは両手を使った平凡な演奏法。(^_^)
メニュー
さて腹も減ったし昼飯を食うか・・・
岩泉は牛乳が美味しいだろうってことで、牛乳ラーメンをチョイス
出てきたのは見た目も味も牛乳というより豚骨ラーメンみたいな感じ。 わずかに牛乳の味はするけど、想像してたのとは違った。
牛乳ラーメンといえば、どうしても小岩井農場まきば園のそれを基準に考えちゃうからかもしれん。 ご馳走様でした。